ITシステム会社 業務部責任者

心身のバランスを崩した社員に、どう対処するか。人事担当者にとって、悩ましい問題です。とくに精神的なトラブルに関することは、安易に判断するわけにはいきません。例えば私たちのIT業界は、機械がモノを生産するのではなく、人の技術や知恵が物を言う世界。まさに社員一人ひとりが資産です。そこで、「ビジネスに支障をきたすかどうか？」という観点から、産業医のサポートをお願いしています。
ある社員が休みがちになる。すると周囲にしわ寄せがいき、負担が重くなって別の者が倒れてしまう。そんな悪循環を防ぐためにも、周囲の人にも納得してもらえる形で、問題を抱えている社員の治療方針や就業の継続について検討しなければなりません。また、復職の際にも、同じことをくり返さないように注意する必要があります。そうした社員の状態について、常に産業医が的確に判断してくれることで、トラブルに備えることができています。

	オフィス機器サービス会社 社員

以前、部署を異動した際に、仕事の内容がガラリと変わったことがありました。やはり多少のストレスを感じていたのか、ちょっと調子を崩してしまったのです。そんなとき、産業医の先生に相談することで、不安が解消されました。丁寧な説明を聞き、ずいぶん心が軽くなったことを覚えています。定期的に職場に来てくれることで、普段の私をしっかり把握していますから、安心して相談することができました。
それにとても助かっているのが、社員の個々の事情に合わせた提案を行ってくれることです。例えば育児や介護などで、どうしても休みが必要になった社員には、できるだけ効率的な取り方をアドバイス。本人やその家族、そして会社にとって、負担が最小限になる方法を指導してもらえます。一人で悩みを抱え込まず、問題が大きくなる前に対策を立てることができる。それが、産業医の先生がいる最大のメリットだと思います。

	オフィス機器販売会社 人事責任者

社員の高いパフォーマンスを引き出してくれる──。OHコンシェルジュはそんな存在です。営業職には数字のプレッシャーがありますし、システムエンジニアは、お困りのお客様と常に向き合うことになる。また、仕事の進め方が年々大きく変化していく中、とくにマネジメント層のメンタル面のケアをどうするかといったことなども、重要な課題です。ストレスや疲労は、職種や役職によって多岐にわたります。その点をふまえた健康管理の助言をもらえるのは、やはり産業保健、労働安全衛生のプロだからこそ。面談をはじめ、社員の研修、ときには職場のレイアウトのことまで、トータルできめ細やかなサポートを受けています。
さらに、上司や同僚に言いづらいことがあれば、直接先生に相談できる仕組みも整えました。社員が存分に能力を発揮するための環境づくりが、順調に進んでいます。

	サービス業 人事・健康管理担当者

産業医の先生にはより専門的な立場で、難しいケースにも対応してもらっています。一方で、何か困ったときには、気軽に相談にのってもらえる身近な存在でいてほしいという要望もあります。そこで、産業医が来社した際に、利用しやすく、また限られた時間内でより効率的にサービスを受けることができるよう、昨年から看護職の方にも健康管理に携わってもらうようにしました。健康に関する相談はもちろんのこと、診断書や健康診断結果、産業医の面談記録など、さまざまな情報の管理から面談スケジュールの調整まで、幅広く業務をこなしてもらっています。
産業医との橋渡し役でもあるので、産業医に相談する際のハードルが下がり、社員には好評です。また、健康管理の業務は、一担当者としては、専門的でわからないことが多々あります。疑問に感じたり、迷ったりしたときに気兼ねなく質問できる人が産業医の他にもいてくれることで、業務をスムーズに進められるようになり、助かっています。